トムソンベッドは、カイロプラクティックの技のひとつであるトムソンテクニックによって施術をする際に使用される専用のアイテムです。トムソンテーブルと呼ばれることもあります。
通常の平台状のベッドとは異なり、頭部と胸部、腰部と骨盤部ごとに足置台が独立した状態で設置されているのが特徴です。それに加えて頸部と骨盤部は、単独で高さと角度を調整できるようになっているため、より細かな施術への対応が可能となっています。
基本的には、独立して設置された足置台を、足踏みスイッチないしはレバーを操作して、一度上にリフトアップさせてから、骨盤や首などの施術したい箇所を手で軽く圧力をかけますと、慣性の法則が働き、ガシャンと音をたてながら、ほんの少しだけドロップ部が下に落ちます。
落下していく力を利用した施術法ということから、患者さまにとっても施術者にとっても、体力面の負担の少ない状態での施術というメリットがあります。